議会報告

12月議会 安全・安心で住みやすい清瀬をつくる為に
[2008-12-11]

font colo = lue 【質問1 地方分権:定住自立圏について】 /font 総務省では、集約とネットワークの考え方により、中心地と周辺市町村が、協定に基づき相互連携する新しい定住自立圏構想を進めようとしています。
この構想は、市町村合併や三位一体改革に続く地方圏をつくり上げる重要な改革と考えられています。
 決算委員会でも、同様の内容について主張しましたが、総務省は、12月に入って、実施要綱などを固めたいと準備を進めています。
また、地域活性化・生活対策臨時交付金6,000億円の配分にも絡む重要な事業と考えられています。
とりわけ、本市は企業誘致が難しい都県境という立地等の課題などがありますが、産業振興、雇用創出、緊急医療体制の連携などを視野に入れた取り組みを進めていくべきだと考えます。
市長のご所見を伺います。
font colo = ed 【答弁1】 /font 定住自立圏構想は都市機能を集約的に中心市に整備をしていく、例えば、医療機関やショッピングセンター、そういうものを整備していく、周辺市町村は環境や地域コミュニティ、食料生産、歴史・文化という観点から役割を果たすということですが、清瀬市はこの定住圏構想ではなく大都市圏という圏域に属しています。
直接的にはこの制度を活用することは難しいと考えていますが、近隣の市と一緒になりまして広域行政圏を形成し力を合わせていろいろな活動を展開していく上で、国の財政的な支援、あるいは東京都からの財政的な支援、その他活用できるものはしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
font colo = lue 【質問2 医療福祉行政:発達・療育支援へつなげる健診システムについて】 /font   法定の3歳児健診と就学前健診の間に、独自に5歳児健診を設ける自治体が少しずつふえています。
3歳児健診では見落としがちな注意欠陥、多動性障害、ADHDやアスペルガー症候群などの軽度発達障害の疑いを見つけ、より早く子どもの個性に合った支援をするための取り組みであります。
 3年前から、長野県駒ヶ根市が毎月開いている5歳児健診には、その月生まれの子どもと親が参加、問診や歯科検診とあわせて行う複数の集団遊びで、子どもたちが集団の中でどう振る舞うかを親と専門家が観察するものであります。
遊びにはそれぞれ目的があり、絵本の読み聞かせは集団の中で座って聞いていられるか、フルーツバスケットは遊びのルールを理解できるか、3歳前後で差が出てくる集団への適応力や社会性を見る項目が多く、このときの観察や問診をもとに診察を受け、気になる子どもには、親の了解を得てさまざまな支援が受けられるようにします。
臨床心理士らが保育園を巡回し、保育士と保護者の相談に応じたり、必要な支援を考えたりする。
集団の中でうまく過ごせるよう、月1回、市内の療育施設に通い、訓練を受けることもできるものであります。
昨年度は、対象者の92%が受診したそうです。
 保護者の中には、健診があって助かったと話す人もいます。
2年前に受診した男の子、7つの母親は、健診で興味のわかない遊びには全く参加しようとしない我が子の姿を見て、それまでは意思の強い元気な子とだけ思っていたが、団体行動が苦手だと知りました。
まずは要観察、半年後、月1回の訓練に通うよう勧められ、最近は落ちつきも出てきたと感じています。
 また、別の女の子、7つのお子さんは、嫌なことに直面してパニックを起こすことがありました。
5歳児健診当日は何ともなかったのですが、母親が娘への接し方を健診で相談、訓練にも通った結果、子どもをうまく褒め、いけないことを的確に伝えるスタッフの行動が子育ての参考になったということであります。
小学校就学前の学校生活順応力も増しているものと思われます。
 鳥取大学地域学部の小児神経学、小枝達也教授は、就学前健診で発達のおくれが見つかっても、十分な対応ができないまま就学してしまう可能性がある。
3歳では差が目立たず、親が納得しにくい、5歳がちょうどいい健診の時期と話されています。
一方、軽度発達障害児の保護者の中には、5歳からの対応でも遅過ぎ、子育てに疲れてしまう人もいる、まず、3歳児健診及びサポートを充実させるべきだとの声もあります。
 こうした考えを反映しているのが横浜市であります。
3歳児健診で発達障害のおそれがある児童を多目にピックアップし、保健師らが保護者の相談に応じ、子どもの様子を見ながら徐々に対象を絞り込み、個別支援の必要のある子には手厚く支援する仕組みであります。
 本市では、平成21年度中に開設予定で、発達療育支援・交流センターの建設が進んでいます。
早期発見、早期療育の必要性は検討委員会でも協議され、発達療育支援・交流センターが核となって、幼稚園、保育園等への支援も話題に上がっていました。
本市における乳幼児健診は、三、四か月、6か月、1歳6か月、3歳が実施されています。
乳幼児健診における判定により、発達につまずきのあるお子さんやグレーゾーンのお子さんについてのフォロー、療育体制を教えてください。
 また、さきにご紹介のとおり、5歳児健診の重要性を指摘する専門家の先生がいますが、本市における就学前の早期発見を視野に入れた体制はどのようになっていますか。
また、今後の取り組み、方針などもあわせてご見解を教えてください。
font colo = ed 【答弁2】 /font 清瀬市の発達健診は、乳幼児健診等の結果、精神・運動遅滞などが疑われ、経過観察が必要となった乳幼児を対象に、予約制で年12回実施しています。
医師、臨床心理士、理学療法士、保健師等のスタッフによる集団健診での個別指導ですが、個々の症状や問題行動につきましては、医師を中心とする担当専門職による詳細な個別検討も行っています。
発達健診の予約経路は、保健師の訪問等の地区活動や心理経過観察相談の中での指導を初め、保健所、子ども学園、幼稚園、保育園、転入時の市外保健師など、幅広い分野で情報提供がなされています。
発達につまずきのあるお子さんの相談が入りますと、保健師による相談や心理経過観察相談のほかに、グレーゾーン対応のグループ活動への参加を求め、その中で、保護者の気持ちを尊重しながら発達健診での専門相談を進めています。
発達健診における小児神経専門医の診断や専門職による個別検討では、治療や療育が必要と思われる乳幼児について、療育等の専門病院である東京小児療育病院や清瀬小児病院等に紹介し、日々の集団活動の場として、子ども学園や竹丘学園等も紹介しています。
平成19年度の発達健診の実績は、受診者数94人のうち、初めて受診した乳幼児で有所見者数25人となっています。
就学前の早期発見を視野に入れた体制につきましては、現在、教育委員会で主催する就学時健診のあり方に関する調査研究協議会作業部会に保健師も参加し、集団観察、行動観察などのあり方について検討しているところです。
地域保健と学校保健、及び平成21年度中に開催予定の子どもの発達支援・交流センター等との緊密な連携が、一貫した療育体制の構築にとって欠かせないものと考えています。
font colo = lue 【質問3 妊産婦健診と周産期医療について】 /font 公明党が、安心の出産へ一貫して完全無料化を訴えてきた妊婦健診について、望ましいとされる14回分が無料化されることになります。
三位一体改革の影響などによって、地方交付税の削減など、厳しい財政下の中でありますが、政府が、今年度、二次補正予算で計上予定の地域活性化・生活対策臨時交付金などを活用して、当面対応してほしいとの考えもあるように言われています。
 そこで、里帰り健診及び助産院健診の実施にも当然適用すべきと思いますが、制度概要、実施時期を教えてください。
 あわせて、周産期医療の充実が大切であると思います。
先日来、多摩地域で唯一の総合周産期母子医療センター、杏林大学病院でも、医師不足などで受け入れられない事例が発生し、母親は脳疾患で、いまだ意識不明の重体で入院ということであります。
都県境の本市は、埼玉医大や防衛医大などの受け入れも含め対応してほしいと思いますが、現状と今後の対応についてご見解を教えてください。
font colo = ed 【答弁3】 /font 妊産婦健診と周産期医療について、里帰りや助産所を対象にした市の独自の妊婦健診につきまして、平成21年1月実施を目途に事務的な作業を詰めています。
また、妊婦健診14回分の無料化につきましては、政府の二次補正の地域活性化・生活対策臨時交付金に妊婦健診も入っていますが、国の正式通知がいまだなく、実施時期もはっきりしていませんので、国の対応を注視していきたいと思っています。
また、周産期医療につきましては、東京都の周産期医療センターを埼玉県等の都外の方の利用割合が多く、その逆は少ない状況でございます。
医師の確保や今後の周産期医療体制につきまして、引き続き東京都等の動向を注視していきたいと考えています。
font colo = lue 【質問4 地域問題:通学路の安全対策について】 /font 三小通学路の安全対策でありますが、平成17年12月議会において浅野議員も要望してきましたが、三小裏門に続く竹丘中央通りの社会事業大学T字路信号付近は、歩道もなく、大変危険な箇所であります。
本年2学期から通学路指定も行われた経緯もあり、保護者の方々から再度歩道設置の要望を受けました。
学校へ確認したところ、PTAからも要望がされている旨お聞きしました。
今後の見通しについて答弁を求めます。
font colo = ed 【答弁4】 /font 竹丘中央通り、社会事業大学前バス停付近の緑蔭通りとの交差点、三小側につきましては、歩道スペースがなく、危険な箇所であると指摘されてきましたので、平成17年より、竹丘第一住宅自治会との話し合いを持ち、協力を求めてまいりましたが、自治会総意としての合意まで今まで至りませんでした。
しかし、今年度になりまして、自治会役員のお骨折りのおかげで、歩道用地の提供につきまして、所有者55人の全員の同意を得ることができ、長年の懸案事項の解決のめどが立つことができました。
そこで、初日、副市長が一般会計補正予算第5号の総括の中で説明いたしましたとおり、歩道設置工事費用340万円を計上させていただいているところでございます。
font colo = lue 【質問5 地域問題:きよバスについて】 /font 松山、竹丘地域の多くの皆さんから、きよバスが運行され便利になったけれども、もっと利用しやすいように便数をふやしてほしい、運行時間を拡大してほしい、また市役所などへ向かう路線も考えてほしいなどの声を聞きます。
以前にも主張しましたが、今後の方針を教えてください。
font colo = ed 【答弁5】 /font きよバスは、平成19年1月2日より運行を開始、現在1日22便の運行で、需要状況については、1便当たりの利用人員を見ましても、順調に定着しつつあります。
また、直近である平成19年度収支は、おおむね1,800万円の支出で、運行当初の予想運行収支範囲内にあります、そのうち東京都の補助金を現在年間750万円の支給を受けています。
しかし、これも平成21年度の途中までの3年間が対象であり、平成22年度以降は、すべて市の一般財源から補てん、支出しなければならず、その経費捻出が課題ともなる状況にあります。
そうした状況の中ですので、きよバスの運行時間の拡大については、運行に伴う新規経費の発生が予想され、その利用料金が伴いませんと、運行収支状況からは厳しさが増す状況が考えられます。
一方、利用しやすいきよバスに向けて、十分な上にも慎重に収支状況を配慮するとともに、十分な検証、検討に努めさせていただくことも必要であるとの考え方で、公募市民や交通の専門家が入っていただいております地域公共交通会議の意見を伺ってまいります中で、市としましても、運行収支面を含めまして、さらなる検討を行っていくことが肝要ではないかと考えています。
font colo = lue 【質問6 防犯問題:不審者情報について】 /font 世間を震憾とさせる凶悪事件が多い現在、間近で起きると、さらにその思いを強くします。
 9月に梅園地域で発生した窃盗傷害事件は、まさにそのものであります。
私は、以前よりメールけいしちょうより配信を受けていますが、この事件のときは、事件発生時も、またその後も配信がありませんでした。
このとき、市へはどのように情報が入ってきたのでしょうか。
 また、学校や保育園などから不審者情報が文書で連絡されますが、もっとスピーディーに連絡できるようにとの声を聞きます。
こんな中、市民の方々より清瀬版防犯メールの必要性の声を聞きます。
今後の取り組みについてご見解を伺います。
font colo = ed 【答弁6】 /font 不審者情報についてのご質問でございます。
去る9月3日の朝9時ごろ、梅園三丁目先の路上で、91歳になる女性がバッグをひったくられ、叫び声で事件に気づいた付近の人が助けに向かったところ、犯人に刃物で切りつけられる負傷事件が起きましたが、幸いにも一般市民の協力もあり、すぐに身柄は確保されました。
この際の市の情報発信につきましては、事件発生直後に現場に隣接する市立学校の事務室より、教育委員会の指導室に第一報が入り、教育委員会から防災安全課を経由して、犯罪等発生時の連絡網に基づき、各施設への連絡を行ったところです。
次に、ご質問の清瀬市独自の防犯メール配信につきまして、メールけいしちょうも本年の4月から開始されたところです。
先進市の状況を見ますと、主な配信内容が各警察署で実施している情報発信メールと重複していることから、市民ニーズを満たしているかなどの点の課題があるとも聞いています。
また、市民の皆様に提供する情報の内容として、防犯情報だけでなく、防災情報、幅広く市民に有益な情報を提供する広報情報などがあり、それぞれを個別に整備するよりは、対費用効果の面からは、一括して整備するほうが効率的であるという点も予想されます。
いずれにしましても、子どもの安全、安心を図る上で有効な施策の一つであると考えられますので、今後、先進市の状況等を含めまして研究をさせていただきたいと考えています。
font colo = lue 【質問7 教育行政:学校ボランティアについて】 /font 三小では、今年度から縦割りぴかぴか集会の中で、全児童による落ち葉はきなどが行われています。
自分たちの学校をきれいにすることは、愛校心や優しい心など、人格形成にとてもよい効果が生まれるものと思います。
現在、全教員の方々が各縦割り班を担当し、行っていただいています。
 そこで、以前にもご提案させていただきましたお掃除ボランティアの方々にかかわっていただく中で、地域力と連携を強化することにより、お互いに顔が見える地域防犯などへつなげていければと考えます。
ご見解を伺います。
font colo = ed 【答弁7】 /font 環境整備支援としてのお掃除ボランティアですが、現在、花壇の整備や簡単な塗装などの補修、校舎内外の清掃活動など、多くの学校でさまざまな活動が行われています。
清瀬第三小学校で行われています縦割りぴかぴか清掃活動ですが、始業前の時間帯で行われているため、ボランティアの方々に参加をしていただくことは難しい状況ですが、夏季休業中に親子ボランティアとしまして、教師、児童、保護者が参加をして、校庭の草むしりや学校内外の清掃などが行われています。
また、PTAの地区委員会活動の一環としまして、毎年、休日に地区班ごとに清掃活動が行われ、地域のボランティア活動として定着をしています。
地域の方々によるボランティア活動は、子どもたちと地域の方々とのかかわりが深まることでお互いに顔なじみとなり、そのことが子どもたちの安心感を生み、地域の防犯力につながるものと思います。
今後もより多くの方にボランティアとしてご協力いただき、教育の充実を図るとともに、子どもと地域社会の輪を深めていきたいと考えています。
font colo =#996600 詳細につきましては、清瀬市議会会議録検索システムより参照願います。
/font a h ef="http://gikai.city.kiyose.lg.jp/kaigi oku/index.html" ta get="_ lank" 清瀬市議会会議録検索システム /a



HOME
PAGETOP

ブログ プライバシーポリシー お問い合わせ URLメール送信

■ お 役 立 ち リ ン ク ■
PAGETOP