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動くホテルでリフレッシュ(震災対応)公明新聞より
[2011-05-23]

一人の地元公明議員のほとばしる熱情でした。


石巻市は海沿いに広がる工場群と漁業の街。
今回の大震災では大津波によって甚大な被害を受けました。
20日現在、7632人の市民が避難所生活をし、自宅にいてもライフラインの復旧が難航し、入浴のできない世帯も少なくありません。


震災発生直後から市議会公明党の伊藤啓二、渡辺拓朗、桜田誠子の各議員は、被災者の救援活動に奔走。
この中で港町という地域性に着目し、第2の避難所として船舶の活用を訴え続けてきたのが渡辺議員です。


「満足に風呂にも入れず、精神的に参っている避難者が多い」―。
こう痛感した同議員は井上義久幹事長とともに、市にこのアイデアを提案。
しかし市側は港湾機能の損傷を理由に難色を示しました。


4月中旬、公明党の太田昭宏全国代表者会議議長が市長らと懇談。
渡辺議員はこの場でも船舶を使うよう直談判。
太田議長は帰京後、国土交通省に現場の強い要望を伝達。
その後、今回の使命を担うことになったのが「テクノスーパーライナー」だったのです。


この船は全長140メートル、時速72キロ、旅客定員740人の超高速大型船。
個室の特等、1等のほか、レストラン、サロン、シャワー室などを完備。
“動くホテル”が自慢です。


定期航路による就航予定がありましたが原油高騰で頓挫。
6年間、岡山県で係留されていました。
今回、所有者の三井造船が全面的に協力。
国交省も災害救助法に基づき支援し、入浴が難しい被災者を対象に17日から31日まで1泊2日の無料招待が実現しました。


午後3時。
この日を楽しみにしていた市民が次々と乗船。
「10日に一度しかお風呂に入れなかった。
とにかくうれしい」と思わず笑みをこぼす夫婦。


親子4人、避難所から来た母親は知的障がいの子どもを抱え、集団生活が続き、子どもからはパニック症状も。
乗船後は「立派なところに泊まれてリフレッシュになります」とほっとした表情でした。


参加者は船内見学の後、バイキング料理の夕食に舌つづみ。
久々の家族団らんを楽しんでいました。


三井造船の木澤厚夫広報室長は「わずか一日ですが、ゆっくりとくつろいでほしい」と語っていました。


写真入り詳細記事は公明党ニュースを。



 



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